Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

最高のアジフライを食べに、沼津「いけすや」へ向かった

こんにちは、Mistirです。

先日2017年5月20日(土)、伊豆半島にツーリングに行ってきた。 

mistclast.hatenablog.com

 
夜はライダーハウスに宿泊することにしていたので、早めのチェックインの後、伊豆・稲取の温泉街をふらりと散歩しながら、飲める場所を探していた。

小さな居酒屋を覗くと、常連さんがマスターとお話してる。
こういった「地元感」を感じることが僕は大好きだ。
そのお店に入って、常連さんも含めて色々とお話しながら、結構な量を飲んでしまった。

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ハガツオのお刺身。
こんなに美味しいお刺身は久しぶりに食べた。
ハガツオってこんなに旨味があって、とろけるものなんだなと。

さて。
その常連さんは地元の漁師さんらしいのだけれど、とても耳寄りな情報を教えてくれた。

「凄いアジを出してくれる店がある」
「その店のアジは、2、3日経っても全く状態が悪くならない」
「脂の量が本当に凄い」
……などなど。
漁師であるその方が一目置くような独自の養殖技術で、養殖とは思えないような最高の鯵を出してくれるお店があるという。

そして……
そのお店は、静岡県沼津市にあるという。

ちょうど僕は沼津の深海水族館に一度行ってみたいと思っていたところだった。
都合よく、次の日の目的が決まったわけだ。

水族館とーー
そして、美味い鯵を食べることだ。

 

 


アジフライを再発見する

宿泊した稲取がこの辺りで

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目的地である沼津市の食堂「いけすや」がこの辺り。

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414号線を抜けて、136号に向かい、ツーリングの聖地「西伊豆スカイライン」へと向かう。

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いつ来ても良い場所だ。
ここから見る海もまたいい。

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スカイラインを抜けて、海沿いの道を走る。
県道17号をぐるりと回って「いけすや」まで走るのはあっと言う間だった。

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内浦漁協直営 いけすや
※はっきり言って当初はブログに残す気が全く無かったので、外観の写真を撮っていませんでした。公式サイトで確認してください
そしてここからご飯の写真まで文章だけでお楽しみください。

広々とした海際の駐車場にバイクを止めると、嫌なものが目に入る。

「現在60分以上待ちです」

大盛況だ。
ここまで人気店とは思っていなかった。

行列に並ぶのは性に合わない。

……だが、腹は完全に鯵の気分だった。
仕方ないので待つことにした。
整理券方式なので、立って並ぶ必要はない。

待合いスペースにはラブライブサンシャイン』のボイスドラマが流れていた。
初めて知ったけど、沼津を舞台にしたアニメだったのね。
僕は観てなくて残念だったが……
キャラたちが何やらアジとか「いけすや」について語っていた。
シュールだ。
……実のところ、「いけすや」は思いっきり『ラブライブサンシャイン』に協力してるらしい。凄い。

そういえば。
言い忘れていたが、ここのメニューの平均価格は1000円を切っている。
完全に大衆食堂のノリで、ハイソ感はない。
メニューを決めながら待った。
そして約60分待ち、ついに僕の番が来た。

先注文の先払い制。
僕は淀み無く注文する。

「『まんぷく御膳』お願いします」


お腹も心も大満足で楽しみたい!!
自慢の活あじ丼と活あじフライがセットになったまさに『いけすや』を満喫できるメニューです。

※ごはんの量も大盛りになっています。

※公式サイトより。


前の日にお話した漁師さんが食べたのもこのメニューだったそうだ。
活あじ丼とあじフライ。
聞いただけで伝わる、このパワー。湧き上がる食欲。



……そして、テーブルに辿り着いたのがこちら。

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とても雑な写真で申し訳ない。
ソースも凄く雑なかけ方してるし……


というのも、この写真を撮った時点で僕は「ブログにこの経験を残す」ことを一切考えていなかったのだ。
残すことを決めたのは、食べきった後だった。


何故残すことを決めたのか?
それは今から語る感想を聞いて頂ければ伝わるだろう。


まずあじフライから一口頂く。

その瞬間に、驚く。
あまりにもジューシーで肉厚。
あじフライとはこれほどジューシーなものだったのか。
あじフライという存在に「ジューシーな」という形容動詞はくっつくものなのか。

にも関わらず、一切の「クドさ」がない。
胸焼けする感じがない。
最高の揚がり加減、衣にクドさがないのは勿論のこと、ジューシーな脂を備えたその鯵そのものにもクドさを感じることは一切ない。
とても柔らかく、そして同時にしっかりと身が詰まっている。
不思議な話だが、この内容にも関わらず「延々と食べていたい」と素直にそう思える美味さだった。

もう一方の活あじ丼はどうだろう?

これが、もう徹底して「あじ丼」なのである。

ご飯は確かに大盛りだ。
だがその場合大抵、上に乗っているお刺身が申し訳程度だったりする。
まして、良いモノを使っていたら尚更だ。
だが。このあじ丼は違う。
ご飯の量に負けない、否、大盛になっているご飯の量を更に増やして欲しくなるくらいの、圧倒的な鯵のボリューム。
ましてその一切れ一切れが、最高の鯵なのだから、最高でないわけがない。

ここまで鯵を堪能しても良いのか、と謎の罪悪感に似た感情に囚われながら、箸が止まらない。

あじ丼をさっぱりと食べ、あじフライをかじる。延々と繰り返していたら、気付いたら料理がなくなってしまった。
……満足だが、もっともっと食べたい。

僕は今日の夜も鯵を食べようと思って、干物だけ買って帰った。
併設されている売店に売っている。

満足感と干物をバイクに積んで、沼津の水族館に向かったーー

沼津深海水族館と沼津港はすぐ近くだ。
そちらについて語るのは、またの機会にしよう。

ではまた次の記事で。
お読み頂き、ありがとうございました。 

ぴあ沼津三島食本 (ぴあMOOK)

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【余談】
ブログ書き始めてから結構長いのだけれど、食レポらしきものを初めて書いた。
今までの経験の中でも強く「書きたい」と思ったのがこの「いけすや」だってのも事実だけど、今年は今までよりも色々なことについて語ってみたいっていう気持ちがある。
ブログの方針自体は全く変えず、「語りたいことを語りたいように語る」ってだけなので、これからもよろしくお願いします!