Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

不味いものを子供に食べさせるな

こんにちは、Mistirです。

なんだか少しだけ、昔のことを思い出してしまった。

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あまり深く語るつもりはないけど、僕はずっと給食を残していた。
ほぼ全然食べなかった。

僕の母は残していい、とは言っていたが、まさか僕がほぼ微塵も食べていないとは知らなかったらしい。
それを知った母は、僕に激怒した。
今までにないような怒り方だった。

ある意味当然だ。
ずっと払ってきた給食費が全て無意味だったことが明らかになったわけだから。

その後は食べるようにしていたけど、苦痛だった。
それもまた当然だ。
小学校の給食は、地域によって相当に差がある。僕の地域は控えめに言ってゴミだった。
どうすればそこまで不味く物を作れるのか、全然わからない程度のゴミだった。
それでも頑張って食べた。

親には反抗期以降、徹底的に親に「復讐」した。
今、この歳になってもたまに恨みが僕を支配することがあるが、まぁ僕も復讐したのだからまあいいか、と忘れるようにしている。
とは言えたまに怒りが湧くことは否定できない。
たまに、復讐が足りないのではないかと思う。
でも、理性で自分を抑えている。もう十分だ。もう十分復讐した。

たかが給食と、それを残したという事実と、それを母が咎めたというそれだけのしょうもない事実。それが僕の一生に影を残しているのは事実なのだ。

今、僕は結構食にこだわるタイプになってしまった。
バイクでいろいろな場所にツーリングに行き、ご当地の旨いものを食べて、自分自身も雑に料理を作る。
最近楽しいのがニコニコ動画で料理動画をめぐることだ。
再現してみて、結構美味しく作れた料理もあったりする。

不味いものを食わされ続けた僕だから、そんなことにハマってしまったのだろうか?
よくわからない。

でも、今更ながら少しだけ、思い出してしまった。
あの頃のことを。
あの頃は、「食べ物を粗末にするな」と言われてきた。
出されたものを食べるべきだ、と。

今なら言える。
「粗末にしてるのは、誰だよ」と。
誰も食えないような味付けにしやがって。
食材に失礼だと思わないのか。
その根本的原因を取り除かず、子供の口に無理やり詰め込みやがって。
子供の舌は、大人の舌より苦味に敏感だっていう科学的エビデンスがあるんだぞ。

不味いものを子供に食わすな。
食べることを苦行にさせるな。
どんな食材も、どんな料理も、味を粗末されるべきじゃない。
何度でも言う。子供に食をトラウマにさせるな。
どんな人にでも、食を楽しむ権利がある。

何度でも言う。「食べ物がもったいない」だと?
もったいない調理法で調理してるのは誰だ。
誰も食えないような味付けにしてるのは誰だ。

大人が食うのを嫌がるものを、子供に食べさせるんじゃねえよ。

お読み頂き、ありがとうございました。
ではまた次の記事で。