こんにちは、Mistirです。
最近注目している漫画がある。
裏サンデー(マンガワン)で連載している『あーとかうーしか言えない』だ。
エロ漫画家と編集を取り巻く物語なんだけど、空気感が凄く独特で、ともすると作者のこってりした創作論に踏み込んでしまう……という「編集者マンガ」というジャンルで、臭くならない一歩手前のなかなか見事なバランス感覚で描かれた漫画だ。
作者の人柄と作品の評価は分けるべきなのだけれど、「明らかにこの作者良い人だよねぇ」って作品があって、この作品はそんな作品だ。
他の例として『鬼滅の刃』や『宇宙兄弟』なんかも絶対に作者が良い人すぎる例だと思ってる。
閑話休題。
今日こんな記事を書こうと思ったのは、この『あーとかうーしか言えない』のコメント欄が軽く炎上していたからだ。
作者何を言ったんだ?と思ったら。
けものフレンズ2。一部の人達が親の仇のごとく嫌ってる9話だけを見てみたんだけど、何の他愛もない子供向けアニメという印象。いい大人がこのアニメの機微なクオリティを云々しているのは滑稽でしかないと思う。君達、もうけもフレは卒業だ。ガンダムを見よう!
— 近藤笑真 (@sotincat) 2019年3月25日
おお……
見事に地雷を片っ端から踏んでやがる……
逆にここまで的確に地雷を踏み抜くのは見事だ。
ここ数日、けものフレンズ2を擁護した事でアンチの人に絡まれる。僕の事を慮って「『2』について語らない方がいいですよ」とおっしゃってくれる人も出てきた。作品を擁護する人間に嫌がらせをして、黙らせる環境を作る。これは「いじめの構図」だと思ったので黙らない事にします。
— 近藤笑真 (@sotincat) 2019年4月3日
……多分、悪意はないんだろうなぁ。
おそらく。
作品「外」にまつわるエトセトラがあまりにも入り組みすぎてて(制作がモメてることとか、Twitterで監督が燃えてることとか)、そこから『けものフレンズ2』が不当に貶められてるんじゃないか、と先生は思ったのかもしれない。
だけど、……あまりにも、……言ってはいけないことを言ってしまっている。
考えた。
最初の発言が「幾つかある地雷を片っ端から踏み抜いている」と感じた理由。
そうすると、『けものフレンズ2』という作品が炎上していた一端が少し見えてきた気がした。
そりゃもちろん、『けものフレンズ』(たつき監督の初代アニメ、以下 "けものフレンズ1 or 単純に1" と表記) 信者が暴走してるだけだとか、そういった言葉で片付けることは簡単だ。
あるいは「1は優しい世界を描いていたのに、2では制作陣もストーリーもギスギスしすぎている」というのも事実だろうし、それだけで話を終わらせてもいいだろう。
だけど、僕はもう少し語りたい。
そして願わくば、近藤先生みたいな発言を「してしまう」人が一人でも減ってほしいと思う。
この問題は結構根深くて、うかつに口を出せば『けものフレンズ1』のファンが一斉に反発する。その結果、『けものフレンズ』という作品自体が嫌われていく……
なんて、ちょっとバカバカしい。
『けものフレンズ1』のファンは、正直『けものフレンズ2』に怒っていると思う。
何故ここまで「怒る」のか?
その感情に少し踏み込んでみても良いと思う。
さぁ、語ろうか。
この記事は、ひねくれたラブレターだ。
誰に対する?
それは最後までお読みいただければ分かる……かもしれません。
そもそもお前誰
こんにちは、はじめての方ははじめまして。
Mistirと申します。
忘れた頃にブログをたまに書くだけの人間です。
『けものフレンズ1』が放送された頃、4話のあたりで書いたこの記事が異様にバズりました。
お時間ある方はお読みいただければ嬉しいのですが……
12000字くらいあります。
内容も4話段階のものなのでちょっと古いです。
ということで、かなりざっくりと『けものフレンズ1』があれほど流行した理由をまとめてみると……
……。
その前に。
僕らオタクが好きなもの
大前提として、言っておきたいことがあります。
オタクは。
僕らは。
ギャップ萌えに、弱いです。
そりゃまあ例外もあるかもしれないけど、「物語・コンテンツ・エンターテイメント」について考えるならば、「ギャップ萌え」的な要素は「必須」だと思ってます。
例えば。
「魔法少女モノなのに、可愛さよりえぐさが勝ってる」とか。
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「まごうことなきクソなのに、声優めっちゃ豪華」とか。
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「子供向けのはずなのに、ギャグがおっさん向け」とか。
「見た目めっちゃ古いのに、中身は最新最先端」とか。
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……最後別の趣味が混入しましたね。ごめんな。
とにかく、オタク趣味というもの……あるいは「オタク」という業を背負った存在を考えるときに「(その対象自体が示す)アンビヴァレンス」という要素は欠かせないものだと思っている。
その文脈で言うならば。
『けものフレンズ1』ほど「アンビヴァレンス」を手玉に取った作品は、そう存在していなかった。
まるで日本引きこもり協会NHKで朝に放送しているかと思わせてくるくらいの、ほのぼのとした……
あえて悪く言ってしまえば、「子どもっぽい」作品のノリ。
そのノリを損なわないまま、骨太のロードムービーと、これでもかというほどの不穏さ、そして不穏さを覆すカタルシスをすべて打ち込んできた、今思うと「オタクの好きなもの全部盛り」みたいな作品だ。
これに関しては「実際に見て頂くしかない」くらい上手くやってる。
正直、『けものフレンズ1』全12話の神経質っぷりは徹底的すぎて凄まじいと未だに思ってて、それは言い換えればエンタメ作品で必須の「テーマに対する真摯さ」でもある。
※「作品とテーマの結びつき」という点に関して言えば、僕の知る限り『 STEINS;GATE 』が頭一つ抜けているのですが、お時間あればこちらの記事をお読みください。
『けものフレンズ』の話に戻る前に、もうちょっと「わかりやすい」話をしよう。
「一種の稚拙さと不穏さ」をあまりにも高度にまとめ上げた名作アニメとして、僕は『けものフレンズ』よりもう少しわかりやすい作品を知っている。
『ウマ娘 プリティーダービー』です。
……このアニメに対して「一種の稚拙さ」という表現を使ったことでイラッとされた方も多いかもしれない。
そう、見てない方にはにわかに信じられないかもしれないが、このアニメはそれくらい多くのファンが「深い思い入れ」を持ってしまったアニメなのだ。
どんなアニメかというと……
「実際に存在した競走馬が美少女になって走る」っていうアニメである。
しかも、勝った馬(美少女)はレース後にライブで歌う。
……冷静に考えよう。
客観的に、考えよう。
こんなもん大人が見るものとちゃうて!!!!
……待ってほしい。
もう少し先までお読みいただきたい。
僕は、オタクという存在を愛している。オタク趣味を愛している。
それでも、言う。
こんなもん大人が見るものとちゃうて!!!!
……そして、同時にこうも言う。
……それを真剣に見るから……
面白いんだろうが!!!!!
そんな「心意気」に応えてくれる、答えてくれる作品を。
僕らは「名作」と呼ぶ。
『ウマ娘』の話に戻ろう。
『ウマ娘』に登場する主要登場人物(馬?) に……
「サイレンススズカ」という馬が存在している。
かわいい。
で、現実世界で、このサイレンススズカは……
不慮の事故で、非業の最期を遂げている。
僕は競馬ファンではないのだが、アニメ放送時に興味を持っていくつかサイレンススズカに関する記事を読んでみた。
いくつか読んだのだが……どの記事も、途方もない「熱」を感じた。真剣に読むと、目頭が熱くなってしまうほどに。
「もし武豊さんが『武豊&ディープインパクト』と対戦できるとしたら、これまで数多く乗ってきた優駿の中で、打倒ディープとしてどの騎乗馬を選びますか?」
その質問に武豊は一頭の馬の名をあげた。その馬の名はサイレンススズカ。
「ウマ娘」というコンテンツは、一見どうしようもないおふざけアニメに見える。
初見だと誰もがそう思っただろう。
が、「サイレンススズカ」という伝説を扱う以上、ふざけたまま終わるわけにもいかない。
全く史実通り描くと、……もはや誰も望まない物語が生まれてしまう。
もし史実を無視するなら、茶番だ。
そんな高いハードルをどのように超えてきたのか?
直接語るとネタバレになってしまうから、その周辺のことを語ると……
基本的に「ウマ娘」というアニメは史実に忠実に進められてきたアニメだったのだが、ところどころ明らかに史実と異なる内容を入れていた。
(これはニコ動で観たときにコメントで知った)
少しずつ史実とズラしつつ、史実の大きな流れとはズラさない。
そういった技巧で、先が読めない展開を演出していた。
もしお時間があれば『ウマ娘 プリティーダービー』はぜひご覧いただきたい。
最初ただの悪ふざけと思っていたアニメが、一種の大河ロマンに変わっていく感動を味わえるから。
…………。
なんの記事だこれ!?
…………。
けものフレンズの話に戻ります。
とはいえ、戻る必要もないくらいに言いたいことは伝わっていると思う。
そう、確かに『けものフレンズ1』は「子ども向け」……厳密に言えば、「子ども向けであってもおかしくない」、あるいは「子どもでも安心して観られる」作品だったと思う。
だが、そんなことは何一つ関係ないのだ。
大事なのは。
「圧倒的繊細さで、骨太のロードムービーと、不穏さと不穏さを覆すカタルシスを詰め込んできた」……その上でさらに。
「最初から最後まで、圧倒的包容力と、世界の優しさを失わなかった( = 静的に紐付けられたテーマに対しての態度が徹底的に一貫していた)」
という、作品の特異性が、あまりにも特筆すべきものであることだ。
その特筆性は、否応なく僕らの……オタクの、あるいはアニメファンの、あるいは疲れた社会人の心をガッツリと掴んだ。
逆は、比較的多いのだ。
「最初は平穏でゆるふわな世界が、悲惨な崩壊を遂げる」。
最初に挙げた『魔法少女まどか☆マギカ』もそうだし、他に有名なところだと『ひぐらしのなく頃に』あたりもそうだろう。その気になれば幾らでも挙げられそうだ。
それも一種のギャップ萌え……アンビヴァレンス・ラヴァー※さっき僕が作った造語の一種だが、同時に決して悪い意味ではなく、王道で類型的なものではある。
『まどか☆マギカ』は「とはいえそこまでやるか普通!?」っていう衝撃があったけどね。
一方、『けものフレンズ』の描いた世界は僕が知る限り……
類型が。
まったくない。
……アンパンマン?
そうだ、意外とアンパンマンは『けものフレンズ1』に近いかもしれないぞ。
いや、アンパンマンはそもそもロードムービーじゃないし、あんな骨太の不穏さはない、それにノスタルジーも別にない。そんなアンパンマンは嫌だ。
語っていなかったが、けものフレンズを語るときに「ノスタルジー」は外せない要素だ。不穏さの裏側にある「滅びたもの」の描写が見事だった。それは作品自体に「子供向けコンテンツ」の残り香があることと見事に呼応していた……
ああ、『けものフレンズ1』について語り始めると日が暮れてしまう。
そろそろこの記事の本題である「『けものフレンズ1』が好きだった人にとっての『地雷』」について語ろう。
的確に踏み抜かれた地雷
けものフレンズ2。一部の人達が親の仇のごとく嫌ってる9話だけを見てみたんだけど、何の他愛もない子供向けアニメという印象。いい大人がこのアニメの機微なクオリティを云々しているのは滑稽でしかないと思う。君達、もうけもフレは卒業だ。ガンダムを見よう!
— 近藤笑真 (@sotincat) 2019年3月25日
もうお分かりだと思うけど、僕はこの記事を近藤先生ご本人に捧げたくて書いた。
もうここまで書けば、「何が良くないか」羅列する必要はないだろう。
が、強いて言うならば。
「子供向けだから機微を語るべきではない」
は、あらゆる意味でマズイ言葉だと思う。そこらへんの機微をびっくりするほど煮詰めていたのが『けものフレンズ1』という作品だったのだから。
『けものフレンズ2』という作品について、僕はあまり触れたくない。
だが、僕の知る範囲で……実際に観た範囲で語るなら。
脚本がエンターテイメントとして基準に達していなかった。
それに何より、端的に、真摯じゃなかった。
それだけだ。
……さて。
ある意味では、ここまでは長い前置きだ。
ここまでで語ったこと全て。
それは、ここから書く……
僕がどうしても。
どうしても。
どうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしても。
この記事を書かねばならなかった理由に、つながっている。
それは。
この作品が。
この、「面白い」作品が。
www.urasunday.com
「エロマンガ」を扱う作品である、ということだ。
僕は大学でカリッカリに文学を学んだ人間だ。
だからテクスト分析的観点は確実にその勉強をしたことがない人よりあるし、「作者と作品は切り離す」なんていう基本なんて骨の髄まで染み込んでいる。
だが。
あまりにも作品の思想と対極のものを見せられて、作品の読み方に影響しないでいられるほど、僕は人間、できちゃいない。
(これは多分『けものフレンズ』ファンなら頷いてもらえる感情だろう)
話を戻して、何故僕が「エロマンガ」を扱う作品の作者にこんなことを言いたくて仕方ないのかというと。
「エロマンガ」は。
オタクのアンビヴァレンスな性質を、これでもかってほど究極に詰め込んだものだと思っているからだ。
だって、たかが絵だよ?
だって、こんな都合のいい女の子現実にいないよ?
エロマンガなんて読むやつなんて、ロクなやついないでしょ?
エロマンガって、そういった言葉に対して、「うるせー!!!」って心の中で叫びながら、「いい大人が」プライベートな世界で読むものじゃないですか。
そしたら、応えてくれるだけの世界がある。
それくらい、わかっているでしょう。
わからずに描いてるはずないでしょう、先生。
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だから、先生、それだけは……
いい大人がこのアニメの機微なクオリティを云々しているのは滑稽でしかないと思う。
それだけは、……言っちゃ、駄目なんだよ。
駄目だったんですよ。
好きだから、怒るんです。
好きだから、執着するんです。
愛しているから、怒るんです。
いくら幼稚でも稚拙でも、ロクでもないものでも、好きだから、語りたくなるんです。
名作って言われる作品は、答えてくれるんです。応えてくれるんです。
……それくらいの作品「だった」んです、『けものフレンズ1』という作品は。
「僕らが見るべきものじゃない」は、その時点で、全ての可能性を閉ざすんです。
※細かいことを言えば、例えば『しましまとらのしまじろう』みたいなもう誰がどう観ても「子供向け」の作品もあるにはありますよ。「君らは対象年齢じゃない」っていう。(まぁそれに対してもガチ批評する大人は存在するわけだけど、それは別にして……)
一方、『けものフレンズ1』『2』は、明らかにそういった文脈の作品じゃないっていうこと自体も無視できることではないのですが、ここで主張すると本筋から外れる可能性が高いのであまり言及しませんでした。
もちろん、「愛」ゆえに全ての怒りや暴言が肯定されるとは言わない。
だけど「怒りを生むほどの愛がそこに存在する」と認識していたら……そんな迂闊なことは、絶対に言えなかったはずなんです。先生。
それをあなたは作品に、徹底的に込めてたじゃないですか。
それともそれは、表面上のものなんですか?
だとすると、僕は今後、先生の作品に出てくる『エロマンガ』という概念をただの舞台装置としか認識できなくなってしまう。
何度も言うけれど、作品と作者は本来切り離されるべきで、作品の評価は作品の中で完結しているべきだ。
でも、こちらも何度も言うけれど。
僕はそんな、人間できちゃいない。
先生、応えてくれ。
これはひねくれたラブレターなんだ。最低の最悪のラブレターなんだ。
けものフレンズ1も、先生の作品も、エロマンガも僕は好きだ。愛してる。
お返事、お待ちしてます。
……
お読みいただいた他の方にはハタ迷惑な記事でしたね。
〆ます。
【追記】
たくさんのコメント、ありがとうございます。
すべて読ませていただいております。
ただ、一部僕の意図が明確に伝わっていないと思ったことがあったので、追記させていただきます。
そもそも。
これは滅茶苦茶大事な話なんですが……
- たつき監督降板に端を発する『けものフレンズ』の世界観崩壊問題
- 『けものフレンズ2』の脚本の是非(1と独立して、単純な出来の良し悪し)
- 『けものフレンズ2』の脚本の是非(1の内容やテーマを意図的に否定するような脚本であると言われていること)
- 『けものフレンズ2』関係者のツイッター等での素行
- 一部過激派『けものフレンズ』ファンの暴言、過激な行動
- 近藤先生の発言が、控えめに言っても「けものフレンズ2の擁護』ではなく、「ファンを馬鹿にしている」と受け止められても仕方のないものであったこと
- にも関わらず、「けものフレンズ2を擁護したらいじめられた」という旨の発言をしたこと
- 「ファンを馬鹿にしている」発言のうち、「いい大人が〜」の部分が特に『けものフレンズ1』の視聴者にとって、あるいはアニメや物語の愛好家……つまり「オタク」にとって地雷であると(少なくとも私にとって) 感じられたこと、そしてその文脈において、1のファンが2に怒り続ける or 無視できない、執着してしまうこと
- そして、近藤先生の作品『あーとかうーしか言えない』の作品の読解にどうしても影響してしまう程度に、「いい大人が〜」の発言が作品内での主張やテーマと食い違っていたこと
……これらは、全部、地続きではあれど、別の問題です。
客観的に考えて、近藤先生の最大の問題点は7だと思います。で、5を苦々しく思ってらっしゃる方が近藤先生の発言に理解を示されているのもよくわかります。
ただ、僕がこの記事で触れたのは、(6), 8, 9がメインで、他は一切触れないか、あるいは少しだけ触れる程度でしか語っておりません。
そのことがあまり伝わっていなくても……
正直、仕方ないです。
僕も列挙してて「やべえなこれ」って思いましたもん。
問題が複雑すぎる……
1〜4、および5の問題については、はっきり言って僕はあまり触れたくありません。
なので、コメントで触れられても正直なところ困ってしまいます。
どんなご感想もありがたいのですが、ここで扱ったこと以外の問題に関して、僕は多分上手く答えられません。それだけご容赦ください。
もちろん、疑問点等ございましたら可能な範囲でお答えいたします。
【追記ここまで】
お読みいただき、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。