45日くらい無職をやっていた。
半ば躁状態で地元関西へのJターンを決め、バイクで600kmくらい走って地元に戻ってから家を探し、九州一周ツーリングしたり仕事を探したりしていた。
その前後で女の子と話せるソフトを作った。
なんか知らんけど宗教(?)も作った。
midnight-note.com
九州一周ツーリングでは酒を飲んでは寝て走り、酒を飲んでは寝て走り、ラーメンだとかラーメンだとかラーメンだとかの不健康な食べ物を食べまくったことにより胃腸と肝臓は爆発しかけていた。
そして4月下旬、結局なんとか引っ越しはつつがなく終わったのだが、……
端的に言えば燃え尽きていた。
躁状態で色々やったら確実に反動が来る。
分かりきっていたことだ。
酒を一滴も飲まなかった日はここ40日間、一日もなかったと思う。
引越し前、荷物を整理しながら元カノから貰った手紙などを見つけてしまい、吐き気が止まらなくなった。
引越し後もしばらく引きずった。
というか今も多少引きずっている。
我ながら本当に女々しいと思う。
いや、今の時代「女々しい」は差別用語か?
あと宗教(?)を作ったのは、上の記事にもあるように以下のようなことを言って反響があったからなのだけれど……
責任過剰な世の中に終止符を打つべく、形而上学的なものに頼らず「人を赦す」倫理的枠組みを作れないかってことを本気で考えてる。今の世の中あまりにも「責」が多すぎてバランスが取れてない。 https://t.co/0UoZYwrwJw
— 水上湊 (@minakamiminato) 2025年4月7日
冷静に考えたらこれは浄土真宗がおよそ850年ほど前にとっくに解決してた問題だった。
詳しく知りたい人は吉本隆明の『今に生きる親鸞』でも読むといいよ。
また、女の子と話すアプリ開発の方は、公開に即してライセンスその他の障壁が滅茶苦茶多く、ちまちま改善は進めているのだけれどやる気が継続していない。
いっそOSS*1にすることも考えているのだが、それもまぁ……
面倒くさい。
とまぁ、着手していた色々な活動についても少しシラけ初めていることは否めない。
先ほど「女々しい」は差別用語かもしれない、と書いた。
「女々しい」という言葉を使わないとしたら、俺はどういう状態なんだろう。
「弱い」だな。
俺は弱い。
弱いから酒を飲みたくなる。
弱いから動けなくなる。
弱いから、過去から逃れられない。
……いや、これはこれでまた誰か別の人を傷つける表現かもしれないな。
何も言えなくなりそうだが、一つだけ確かなことがある。
こうやって自分の弱さに徹底的に溺れたあと、確実に僕はこう思う。
「強くなりたい」と。
「強い」って具体的にどういうことなんだろう、と考えたが僕にとってそれは多分千代の富士だ。
number.bunshun.jp誰がどう見てもカッコいい鋼の肉体を持った、あまりに魅力的な横綱。
相撲は全然詳しくないのだが、カッコよくて強いってことは分かる。
カッコよくて強い。
書いてて少し笑えてくる。
僕は30を超えても、そんなものを目指してないと前に進めない。
身動きができなくなる。
もしも子どもがいたら。
嫁さんがいたなら。
そんな甘っちょろいことは言ってられないのかもしれない。
「自分の強さ」なんていう、今更格闘漫画の主人公でもそうそう言わねーよな、っていう枠組みで市井の人々は本来生きちゃいないのかもしれない。
でも、まぁ。
これは俺の人生だ。
弱ったら「強さ」を目指す。
なんかある意味ニーチェっぽい?
とりあえず僕はバカなので、デッドリフト120kgで徹底的に追い込んでからちゃんこ鍋を作って山盛りのご飯を食べた。
イオンに売ってたカクテルっぽく飲めるお酢を買ってみた。
prtimes.jpなんとなく今日は酒を飲まなくても良い気がした。
ほんの僅かに強くなった気がした。
余談 ざつ旅の話
2025年春アニメで『ざつ旅』ってのがある。
女子大生漫画家候補生が雑な旅をするアニメで滅茶苦茶クオリティ高いんだけど、僕、これ見て泣いちゃったんですよ。
ワ、ワァ……
俺……
この生活9年くらい続けてる……
飽"ぎだ!!!!!!
いや、厳密に言えば飽ききったわけじゃないんだけど、バイクで延々走り続け、そこに去年車も買って延々走り続け、やってることはとどのつまり雑な旅で。
それだけ続けると旅の良さも悪さもだいたいは味わったと言える。
それでもまだまだ「何も楽しくない」までは感じてない……いや、たまに感じるか……いやでもギリギリ感じてない……し、また来週もどこかに行こうかなとは考えてるのだが、それはもはや「他の生き方をよく知らない」からだ。
もっと楽しいことがあるならそれに飛びつきたいけれど、もう何も思いつかないのである。
これはもう趣味というより呪いだ。
それでも、『ざつ旅』見てるとまたどこかに行きたくなるんだよなぁ……
……やっぱ呪いでは?
そこら辺の自分の葛藤は以前も書いたけれど、多分一生繰り返すんだろうな。
弱って、強くなりたくなってを繰り返すように。
飽きて、味のしないガムのような気がして、やっぱりどこかにある味を探して。
ずっと繰り返すんだ。
……あれ?これってニーチェの「永劫回帰」では?*2
今日のテーマはニーチェなのか?
あと、2025年春アニメは女子大生が雑な旅をする『ざつ旅』も面白いけれど、女子大生が雑に飯を食う『日々は過ぎれど飯うまし』も面白いよ。
というか好きすぎてこのアニメも終わるんだって考えてちょっと泣くくらい好き。
あれ?
もしかして俺情緒終わってる?
そもそもどっちも30代オタクを的確に狙い撃ってる気がするのは気のせいだろうか。
まあ、終わった情緒に火を付け続けるのも多分人生なのだ。
雑な旅よりも雑なシメ方で恐縮だが今日はこれくらいにしておこう。
ではまた。
余談の余談 Twitterの話
なんか本当に、どうしようもないレベルでTwitter、現在のXって使えないというか、強烈な悪意なり感情を載せないと他者の目にすら届かないツールになってるね。
もはやそれって本当にSNSって言えるの?
「ソーシャルのネットワーク」ってそういう意味なの?
……って個人的には思うんだけれど、どうしようもない。
とりあえず見てるのも投稿するのも虚しくなるから、何度目かわからないけれどまたアカウントを消すことを考えてる。
でもやっぱ何かしら発信はしたいし、発信したら広告はしたいんだよな。
でもTwitter以外のプラットフォームを知らないし……
どーしよっかなぁ。
変に広めたいとか考えず、今に至るまで読者でいてくれてる人がひっそり読んでくれるだけで十分なのかもしれないな。
ま、引き続き考えてみます。