Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

時間をカネで買うことを真剣に考える

こんにちは、Mistirです。
前回の記事の反応が色んな意味でとんでもないことになり、意気消沈してました。

この記事はさっさといつものノリに戻すために書きます。
あ、前回の記事その他に関してご意見やご質問のある方は直接Twitterでリプライ送ってくださいね。

今日考えたいのは、時間をカネで買うことに関して。
学生時代は、少しでも安いものを探していた。
何かを買うときには最安のものを。
そうやって考えていた。
その源泉には「節約精神」以外のものもあるのだけれど、それは後述。

さて、話は変わって社会人生活。
社会人になってから、朝7時には家を出ないといけないから朝6時半に起床して、髭を剃って歯磨きして、着替えて水筒に珈琲を入れて家を出る。
朝飯は途中で買って、出勤してから食べる。

……で、思う。
水筒に珈琲入れるフェイズ超めんどい、と。

もしも、これをペットボトルで予め買っておいて冷蔵庫から取り出して、そのまま会社に行くとすると大分楽だよね。
ということで計算してみる。

まず、珈琲をスーパーで買えば1.5リットル150円だとする。
500ミリリットルの缶をアマゾンでまとめて買っておけば、1本辺り120円だとしよう。
で、水筒に毎日500ミリリットルの珈琲を詰め込んで出社してるとしよう。

月22日の出勤で、水筒を使った場合50✕22=1100円。
缶を買った場合120✕22=2640円。
一日あたりの差額は70円。
月額1540円。

これを高いと見るか安いと見るか。

水筒を洗い、水筒に珈琲を入れる時間を5分と仮定しよう。本当は洗ったり氷を用意したりするからもっと余計な時間がかかったりするんだけど。

5分の価値が、70円で買える。
時給に換算すると840円。

社会人になってからの自分の時給を考えてみると、どう低く見積もっても840円は超えてる。
つまり、自分の5分には少なくとも70円以上の価値があるということだ。
水筒洗ったりでストレス貯めるくらいなら、カネで買ったほうがいい。

この考え方、昔からうっすらとあったんだけど、この本を読んで似たようなことが書いてあって、考え方が強固になった。

たった一度の人生を変える勉強をしよう

たった一度の人生を変える勉強をしよう

 

 この本、別の場所でレビューされてて「現代の『正解』はもはや存在しなくて、『自分が納得でき、なおかつ周りの人を納得させられる解』である『納得解』しか存在しない」っていう考え方が気になって買ったんだけど……
実際読んでみると、正直印象があまり残らなかった。
ただ、上に書いたような「自分の時間」の考え方が自分と似てたから印象に残った。

こう考えると、二つほど別の考えが浮かんでくる。
まず「時間をカネで買うこと」の良さ。逆に言えば、「時間をカネで買わないこと」のデメリット。
「コツコツと貯金すること」は、言い換えれば「コツコツとストレスを貯めること」なのかもしれない、ということ。
多分、ちょっとずつちょっとずつお金を貯めていくことで、もしかすると年10万とかそういった差が出るのかもしれない。
だけど、その分もしかすると人格が荒んでいる……かもしれない。
それは実際やってみて、自分の精神に関して詳細な記録を残したりしてみないとわからないけれど、あり得ない話ではない。

もう一つの考え方。
「時間をカネで買うことで失ったもの」。

僕は昔、もう少しアホだった。
ゲームが欲しい。新品を買うようなお金はない。中古で買うためにショップを巡る。一軒目。2200円。二軒目を見る。2300円。
三軒目に行くとするならば自転車で1時間かかる。

ここで普通なら一軒目に戻って買う、という発想になるだろう。
だけど昔の僕は、迷わず三軒目に行ってた。
お金が無いから?もちろんそれもある。

だけど、なんというか、最安を求めることそれ自体も最早ゲームになってて、こんな安く買えた!というその満足感を求めていたフシがある。

今?あり得ない。一軒目の価格がどうであれ一軒目で買う。社会人には時間がないのだ。

本はもっと顕著。
ニュース系サイトで本が紹介されている。読みたい。
Amazonで検索。電子書籍で買う。下手すりゃ1分もかからない。


……良い時代だ。
明らかに、良い時代だ。

だが、何か大事なモノを失っている気がしてならない。
何かとてつもなく大事なモノを……。
これはただの懐古主義だろうか?
よくわからない。

晩飯を作るのも買いに行くのも面倒だ。
今日はラーメンでも食いに行こうかな。
「時間をカネで買うこと」とはあまり関係なく、社会人になってから孤独のグルメごっこが気軽にできるのが良いね。

お読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事で。