Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

真の「リア充オタク」とは何か考えよう

ども、Mistirです。

いつもご感想・コメントありがとうございます。
順次ご返信していきますので、気長にお待ち下さい。書きたい順に書いてます。
たまにガチで忘れてる場合もありますが、その場合はTwitterでご連絡くださいね。

さて、今日のテーマはこちら。

gakumado.mynavi.jp

Twitterで話題になってましたね。

リア充で、オタク。
オタクで、リア充

オタクってそもそもなんなんでしょうね。
そもそも、リア充とオタクは背反する要素なのか。それとも背反しない要素なのか。
アニオタの男とアニオタの女がくっつくのに不自然な要素があるか?

考えてるとキリがないですね。

だから、とりあえず……
ある意味、「古いオタク」と「新しいオタク」の間を突っ走っていた世代である僕が、僕の思う「リア充オタクだった頃」、高校生の頃についてお話したいと思います。
多分、「リア充オタク」という言葉からマスコミの在り方やオタクの在り方の具体的論理的な批判を期待してこの記事を開いてくださった方には「???」な記事かもしれません。
僕の高校時代の感覚を語るだけの記事です。

とは言え、「恋人がいたからリア充」とか、そんなつまらない話ではありません。


さて……
突然ですが、読者のオタクのみなさん
考えてみてください。

給食の時間流れるアニソン、どう思います?

僕は高校の頃、だいたい要約すると以下のように考えていました。
まさになんといいますかグフフ誰ですかなこの曲を流したのは分かっているじゃないですか一番人気アニメの電波チックな曲ではなくあえてクソアニメとしてカルト的人気を誇るこの曲をセレクトする辺り……
的な。

簡単に言うと、「アホとちゃうか」とか「よくやった」とか「学校生活にこういうの持ち込むなよ」的な呆れとか、色々なものが混じっていた。

とにかく。
ふっと、現実の世界に流れ込んでくる、オタク的感覚。
ふとした会話から気付く、隣のクラスのあいつはラノベオタク。
なんだ、案外たくさんそういうの好きな奴いるじゃん。
話、合うじゃん。
え?貸してくれんのその本。

週末は一人でブックオフに向かう。
古いラノベや、コレ絶対おもしろくねーだろ的なラノベが並んでいる。
なんでも、俺は読める。ちょっとした全能感。一冊100円だから、5冊ほど適当に買って帰る。
さすがにラノベばっかり読んでたら偏りそうなので、二冊ほどラノベじゃない小説も買っておく。

テスト勉強のときはせっかくだからアニメをリアルタイムで観る。

で、次の日。
テストのおかげで学校が早く終わる。
ラノベの話が合うあいつと学校でこっそり議論する。

……みたいな、ね。


それから数年後。

僕は東京・渋谷のスクランブル交差点で、ビルを見上げていた。
サカナクション初音ミクが並んでいる。

別の日には、あるニュースを見かけた。
今の学校では、周りと合わせるためにアニソンを聞くらしい。

今日はまた別のニュースを見かけた。
リア充オタク。
外見が爽やかで、彼女がいて……
へー、オタクは普通気持ち悪くてチェックシャツって決まってるもんね。誰が決めたか知らないけど。

そういったニュースを聴きながら、僕は全くそういったニュースの趣旨とは別のことを考える。

あのアンダーグラウンド的感覚。
僕だけが知っているという感覚と、このコンテンツを皆に知ってほしいという対立した感覚。
その対立を飼いならす一種甘美な感覚。

あの頃は確かにあった感覚。
なんでこのアニメの良さを、このラノベの良さを「オタクじゃないヤツは」気付かないんだ?
……いやいや、当然か。このラノベなんてタイトルでみんなドン引きだろうし。


……。
今は考えられないことだ。
名作ならみんなで話を共有できる。
Twitterで呟けばいい。
絶対にファンがもう存在している。


「僕らは、繋がれてしまった」。
きっとそれは幸福なことなのだろう。
まぁたまに、僕が素晴らしいと思ったあの作品に対する「批判」が僕を悲しませたりするけど。

……今。
色んなニュースを観ながら、Twitterで繋がりながら。
ブログを書きながら。
IT技術の発展を享受しながら。
オタク特有の孤独が薄れた世界で、僕は思う。

僕が最も「リア充オタク」だった頃は。
選択の余地もなく。
あの甘美な感覚に浸っていた、「孤独」だった、キモオタ高校生の頃だったのかなぁと。

もちろん、半分以上は思い出補正かもしれない。


でも、オタクとして「リアルが充実する」ってそういうことじゃねーのか、って思うんです。
オタクなんだもの。
俺だけが知ってる面白い作品に、俺だけが触れている。
それ以上の充実ってある?
もちろん、それを皆にも知ってほしいというもどかしさも抱えながら……ですけどね。

この感覚、そろそろ取り戻さないとなぁと思うのです。

一人の世界で、愉しめる。
作品の世界にトコトンハマり込める。

最近は焦って、ある作品を読んでもネットでの評価が気になっちゃったりして、ダメだなぁと思います。
いや、それは非常に良いことなんだけどさ、本来。

ここで「リア充とは何か」っていうことを考えるとさ。
いや、「僕にとっての」をつけるべきだろうけど。

「アニメに詳しいのにもかかわらず」彼女がいる?外見が爽やか?
なんか的外れだぜ、と思う。


オタクなんだろう?
オタクにとっての勝利なんて……
俺だけが知ってる感動を手に入れること。それだけじゃないですか。

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最強伝説 黒沢 1

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 本当の「オタクとしてのリア充」になるために、Mistirは今日もラノベラノベじゃない小説を読みます。


でも、手軽なニコ動とかTwitter見ちゃうんだよねぇ。
あー、ダメだダメだ……
俺はまだ、「オタク」でいたいんだ……

今日もお読みいただきありがとうございました。