こんにちは、文章が書けるフレンズmistirです。
最近の話。
仕事から帰った僕は、しこたま酒を飲みながらアニメを観ていた。
何のアニメ?
『セイレン』だ。
今期中でも愛すべき最高のクソアニメの一つだと思っているのだけど、Twitterではみんな知性が低下してるか人類滅亡後の世界に魅せられてるかどっちかになっちゃってて、他のアニメの話を全然聞かない。埋もれてるだけ?
まあそれはさておき。
僕はこの、『セイレン』というアニメが大好きだ。
以前、この記事で
恋愛アニメの皮を被った、偏差値が尋常ではなく低い変態アニメとご紹介した。
「このアニメがタイトルとどう関係あるの?」と思われるかもしれないが、せっかくなので『セイレン』の紹介を兼ねて語っていこう。
それは紛うことなき「姫」
『セイレン』はギャルゲー形式にアニメが構成されている。
どういうことかというと、1〜4話はヒロインの一人である常木さんのルート。5話以降は別ヒロインのルートで、いわゆるパラレルワールドとして物語が展開されていく。
1〜4話のヒロイン、常木耀。画像は公式サイトより引用。
常木耀(つねき ひかり)|TBSテレビ:「セイレン」 公式ホームページ
可愛い(直球)
主人公は変態なので頭のおかしい発想ばかりするが、この子もエキセントリックな発想で主人公を翻弄する、いわゆる「悪女」系のヒロインだ。
だけど芯の部分では非常に筋が通ったヒロインでもあり、そこがなかなか魅力的でもある。
で、この話は今回全く関係ない。
ゴメンね。
今回、僕を死にたくさせたのは5話以降だ。
ちなみに先程も言ったとおりセイレンは4話単位で話が進んでいくから、5話から観ても問題はほぼゼロ。安心して僕と同じ気持ちになって頂きたい。
さあ、少しずつ説明しよう。
第五話。
主人公と主人公の友人、先輩の三人で、学校で隠れて最強の鹿を育成するゲームをプレイするシーンから物語は始まる。
そこにやって来るのがこの女の子。
曰く、彼女もそのゲームをプレイしていると。
発売日からプレイしているという彼女の鹿は物凄く大きい。
ということで、どんどん主人公の男子三人組にこの子は溶け込んでいく……。
と。
まあ、もうこの時点でツッコミどころが凄く多いんだけど……
いつものセイレンってことで。
それは問題ではない。
問題はーー
この子が男集団に溶け込んでいく流れがーー
あまりにも圧倒的に。
完璧に。
ーー姫、なのである。
オタサーの……姫。
妙にリアルなのだ。
物理的な距離の詰め方とか。
「うわあリアルだ……」と、呟かずにはいられない。
そのリアルを延々24分間観させられるのだ。
何がリアルって、「溶け込み方が」リアルなのだ。男子側から見た目線が。
ああ、こうやってーー
男は「陥落(オチ)て」いくのだなぁと。
まあ、実際に観ていただくほうが早い。
何?配信期間が終わってる?
課金すればいいじゃない!!!!
……さあ。
ここまで前置きだ。
ここから僕の話。
死ぬしかないじゃない
観終わった後、僕はこう呟いていた。
オタサーの姫と結婚したい人生だった……
— Mistir (@mistclast) 2017年2月8日
酒に酔って、素直にそう思っていた。
酒の酔いから醒めて、僕は考えた。
ーー僕は。
何故、オタサーの姫と結婚したいんだ?
……
露悪的だけど、言葉にしてみる。
「男グループの中でモテモテの女の子に、たった一人僕だけが愛されたい」。
あるいは。
「男グループの中でモテモテの女の子を、たった一人僕だけのモノにしたい」。
そういう感情が自分の中にあると気付いた時。
ーー何故か、涙が出てきた。
そうか。
僕は未だに、恋愛をパラメータのようなものだと解釈してるのか。
だから「レアリティ」を求めちゃってるんだ。
他の人が得られないものを得たい。そんな感情。
……でも。
それは、物欲と何の差がある?
そんな浅くて幼稚な考え方しかできないから……
できないから……
そんなの。
そんなのもう。
死ぬしか無いじゃない!
愛ってなんだ?
恋ってなんだ?
何がホンモノなんだ?
mistirにはもう、わからぬ。
わからぬから、もう寝よう。
とりあえず死ぬのは怖いから、もうしばらく強く生きよう……。
来世は高潔な人間に生まれ変わって、そして……
高潔な人間としてオタサーの姫と結婚しよう。
そうしよう。
おまけだけど。
そのツイートをした日、こんなツイートも同時にしてた。
来世では鳥肌実になってオタサーの姫と結婚する
— Mistir (@mistclast) 2017年2月8日
10年程前の鳥肌実みたいになりたい。
この頃。
お読み頂きありがとうございました。
もうしばらく、僕は強く生きようと思います。
っていうか前置きのほうが長いねこの記事。
ではまた次の記事で。
【合わせてどうぞ】
たまにこういう記事をヤケになって書きたくなる