Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

絶対に本気に「ならない」という決断

こんにちは、Mistirです。

今回は思いついたまま更新します。
なので短めに、テキトーに書きます。

早く更新して今夜は酒飲みながら映画観るんや!!!

さて、実はさっきジムから帰ってきました。
ジムで腕鍛えながら、思いつきました。

「僕は、本気になったら失敗するタイプの人間だ」って。

mistclast.hatenablog.com


自分のこの記事でも言ってるんだけど、僕にとっての失敗の条件として、「義務にすれば失敗する」っていうのがある。
だったら義務にしなければいいんだけど、その考え方は実はマイナーな考え方で……世の中は「本気でやれば、本気で努力すれば成功する」っていう考え方がやっぱり多勢な気がする。

世の中には4パターンの人間がいると思っている。
いや、厳密に言えばこの4つの要素を各々のバランスで自分の中に抱えているのが人間だって思ってる。

まず、

1.天才タイプ


ここで嫌悪感を催した人もいるかもしれないけど、そういった人ほど最後まで読んで欲しい。

僕の定義する「天才」は、「苦痛なく一つの物事に取り組めること」、あるいは「物事を愛したまま仕事にできる人」だ。

典型的なのが、この人。

portal.nifty.com

この高校生は……確実に天才だろう。

「寝るよりも創るほうが好き」だそうだ。
「嫌いなことは絶対にできない」と言っているのもミソ。

多分、この高校生は「本気になったから」これだけ凄いジオラマが作れたわけじゃない。
この高校生の世界には「本気」なんて言葉はない。
好きだから、徹底してやってる「だけ」。

「だけ」とは言いながら……
その「だけ」ができる人は非常に少なく、世間は彼らを天才と呼ぶ。


一方。
「本気」に自分を追い込むことによって成功を得るタイプがいる。
このタイプは「秀才タイプ」と呼びたいところだが……もっと良い呼び方がある。
それが……

2.経営者タイプ

だ。
経営者にはこのタイプが非常に多いように思う。

典型的なのがこの人。

dic.nicovideo.jp

氏が今どうなってるかは放っておいて。
氏が最終的に何を失敗したかも置いといて。

氏は、夢を全て手帳に書き込み、それらを全て「達成」すること……言い換えれば意識的に「本気に」なることによって「経営者になって一大チェーン店を営む」という目標を達成した。
それは少なくとも、偽れない事実。

あとはこの人。

allabout.co.jp
リンク先を読んでみるとよく分かる。
「緻密に」夢を設計するのだ。

天才タイプとの違いはここ。
天才タイプの人たちは、緻密に夢なんて設計しなくても、勝手に夢に近づいていく。
だってそれが好きだから。
あるいはそれが嫌いになるときがたまにやってきたとしても、「好き」の気持ちでスルーしちゃう。

この二者には全くの違いがあるのだ。
カッコよく言えば、運命に従う天才タイプと、運命に抗う経営者タイプと言っても良い。
もちろん、どっちが良い、どっちが正しいって問題ではない。
タイプがあるだけ。

じゃあ、残りの2パターンは?

3.本気になることが前提としてあり得ないクズ である。
別に「本気になれないヤツはクズだ」、って言ってるわけじゃない。
じゃあどういう意味かっていうと……
「そもそも自分がクズであることになんの疑問もない」タイプのこと。
そんでもって、世の中に対する不満は半端無く抱えてる、みたいな。
で、このタイプって案外少ないんじゃないかって思ってる。
このタイプに関して語っても何も面白く無いから、スキップ。

残りの4のパターンが凄く多いと僕は思ってる。
僕も、4に近い。

4.本気になってしまうがゆえにクズ 
だ。
何かに本気になろうとするために、本気になれない自分をクズとみなしてしまう。
1や2の要素が強い人たちを見て、相対的に自分を貶めてしまう人たち。
完璧主義であるがゆえに、完璧でない自分を許せない。
理想が高い。
世の中に対して諦めたようなことを言っているのに、目はギラギラと熱い。
滅茶苦茶いっぱいいる気がする。
特にネットの世界には。

ここで、注意が必要だ。
2.経営者タイプは……
非常に、声が大きい。

彼らは「まさにこの道に誤りはない、これこそ絶対的な王道!」みたいな態度の人が、結構いる。

ちなみに。
この本を書いたこの人は……

本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)

本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)

 

 1.天才タイプと2.秀才タイプの極めて絶妙なハイブリッドだと思う。
……いや、それさえも違う気もする……この人の本読んでると、かなり合理的意見とやや怖くなるような意見が渾然一体となっててカオスなんですよ。にも関わらず、全体的に冷静な筆致。
あ、上に貼った本は全体的に合理的な考え方が多くて、基本的に唸りながら読んでました。タイトルの割に相当冷静な本です。
余談です。

さて。
僕が思うのは、「本気になれないので自分を卑下するくらいなら、最初から本気にならないと決めとけばいい」ってことです。

世の中は「本気」の方法論に溢れてます。
この資格を取るためにはこれくらいの勉強時間が必要でどーたらこーたら……
筋肉をつけるためには80%✕8〜12回がどーたらこーたら……

でも、案外「あーめんどくせー、とりあえず一日20分だけ確実に毎日やるわー」のほうが効果あったりすることが多いって最近思うようになりました。

どの人間も「1.天才タイプ」と「2.経営者タイプ」を自分の中に飼ってると思ってます。どの人間も、天才か経営者、あるいはどっちもなんです。

で、僕は多分「義務にすると失敗する」タイプなので、1に近いんじゃないかって思ってます。
このブログも好きでやってるわけだし。

……結局、今回書きたかったのは一つ。
経営者タイプは声がうるさいだけで、必ずしも「王道」じゃねーぞ、ってこと。
もう一つは、「自分はクズだって思ってても、熱い何かがあるってことは、そいつは『本気にならないこと』によって動き出すかもしれないよ?」ってことです。

本気の人間は、すぐに折れます。
全力疾走を長続きさせられる人なんていません。

だけど、毎日歩き続けられるのなら、北海道から沖縄までたどり着くことも不可能じゃないです。

だから本気にならないと、って思ったら……全力疾走したいと思ったら。

一度歩いてみることが、最大の「近道」なのかもしれないと。

緩やかに身体を鍛えながら、そう思った土曜日なのでした。

早く映画が観たい!
パシフィック・リム観るんや!

今日は駆け足な文章でしたが、この辺りで。
お読みいただき、ありがとうございました。

……もちろん、「本気にならない」っていう「決断」も「本気でやってない」ので、また気分が変わったらご報告いたします。
ではまた次の記事で。