ども、Mistirです。
Twitterで気楽に呟いたら、結構凄いことになってしまうことがある。
僕は何度かあるが……最近も、あった。
それがこちら。
糖質制限で一番役に立つのは、『マンガでわかる糖質制限』
— Mistir (@mistclast) 2017年4月15日
……の、Amazonレビューのこれ。
糖質制限の情報は、このレビューがネット上で最も密度高いと思う。最初読んだ時衝撃を受けた。https://t.co/bL2HLANokt
そんなみんな糖質制限に興味あるの?
と言いたいトコロだけど、このレビューの魅力は「糖質制限を知らない人」さえも黙らせてしまうほどの情報密度にあるのかもしれない。
もう少し詳細を書くと、このレビューはこちらの漫画に寄せられたものだった。
マンガで分かる肉体改造 糖質制限編 (ヤングキングコミック)
- 作者: ゆうきゆう・原作,ソウ・作画
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2015/02/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (6件) を見る
実はこの漫画、Web上で本編のほとんどが読めてしまう。
一度目を通して頂きたい。
その後、レビューを読んでみて欲しい。
で。
僕のツイートおよびそのレビューに対しても、「これは間違ってるのでは?」という指摘がけっこうあった。
2万RTされたものに対して黙ってるのもどうか、と思うので分かる範囲で少し追加で僕自身の意見を語ろうと思う。
この記事は、上記【マンガ】で分かる糖質制限ダイエットと、そのレビューに目を通して頂いた方に向けて書こうと思う。
……このブログ、好きなように好きなことを語るノージャンルブログなんだけど、ホントにノージャンルすぎて少しめまいがするけど……なんかゴメンな、読者さん。
まあとりあえず、以下本編です。
※私は専門家ではないので、間違い等あったら随時指摘してください。
ケトーシス?糖新生?
レビューの中で突っ込まれていたのは以下の部分。
『低インシュリン=ケトン体消費=糖新生』は、体に飢餓状態だと錯覚させ、普段使われない栄養を切り崩して短期間で痩せる、いわばバグ技です。
で、これに対して@troy5151様が詳しく教えてくれました。
@mistclast 低インスリン=ケトン体消費=糖新生
— とろい.Va (@troy5151) 2017年4月15日
→全く別物
低インスリン
→タンパク質(ロイシン)摂取でインスリンが分泌される。糖質制限はインスリンをコントロールするのでは無く、血糖値をコントロールするもの。
肉の食べ過ぎで腎臓
→体重×3gでも問題無いとの研究有り。
@mistclast ライザップ式は糖質制限+脂質制限
— とろい.Va (@troy5151) 2017年4月15日
アトキンス式(ケトジェニック)は糖質制限+脂質大量摂取(総摂取カロリーの6割を脂質から摂取する)
なのでこれを一括に「スーパー糖質制限」とするのはおかしい
@mistclast そもそも、生化学的にケトーシス(文章内でのケトン体消費)と糖新生を同様のものとして扱う時点で「糖質制限」を論じる基本的な知識を持っていないものと推測出来ます。
— とろい.Va (@troy5151) 2017年4月15日
むしろ、ケトーシスに入れば糖新生は抑制されます。
@mistclast 糖新生とケトーシスの違いについてらこちらも参照していただければhttps://t.co/dvoHkbzmPR糖新生https://t.co/nnkQDKYIYiケトン体
— とろい.Va (@troy5151) 2017年4月15日
ふむふむ。……難しい!
ってことで、少しずつ考えていきます。
で、どういうこと?
実はこれが結構僕も混同してたんだけど、糖新生が起こる状態が筋トレ界隈で「カタボリック」って言われてる状態だって言われて、なんとなく理解できた。
……いや、筋トレ趣味じゃない人は理解できないよね。うん。
要は、糖新生は「脂肪や筋肉を利用してエネルギーを作っちゃう」状態。
脂肪も分解するわけだけど、筋肉も分解されちゃうわけだから、筋トレにとってはあまり望ましい状態じゃない、と。
で。
ケトーシス(ケトン体利用)の方は、筋肉じゃなくて、脂肪が作り出す「ケトン体」を利用してエネルギーに変えること。
筋肉をきっちりキープして脂肪を落とすためには、糖質を絞ってきっちり脂肪を取ることで、「糖新生を起こさずにケトン体利用に切り替えていく」ことが求められるわけですね。ふむふむ。
普通にダイエットしたい女性の方にとっても筋肉はとっても大事で、女性はなかなか筋肉が隆起しないから、基礎代謝を落とさない程度の筋肉をきっちりつけて脂肪を落としていくことで、健康的に痩せることができるというのは有名な話。
ここらへんを間違って「糖質も脂質も削る!」ってやっちゃうと、身体がフニャッフニャになっちゃうわけですな。
ライザップ式は糖質も脂質も削る、っていう情報もあるけど、詳しいソースは見つからなかった。
仮にホントだとするととんでもない話だ……僕にはとても想像できないです。
っていうか、ライザップの会費は僕の預金残高を超えてるので試しようがないですが……
ホント大丈夫なのかな……
話を戻すと、
「ケトン体消費=糖新生」
は明確に間違いみたいです。レビュワーさんがややこしいことに踏み込まないため、かなり雑に纏めた可能性はあると思うけど。
『【マンガ】で分かる糖質制限ダイエット』の方では、
「脳のエネルギーはケトン体から、それ以外のブドウ糖必須の部分のエネルギーは糖新生で」っていうロジックで書かれてるんだけど……
このロジックの裏取りは僕には取れなかった。
あと、『【マンガ】』の方は思いっきりインスリンを悪役として書いてるんだけど、さっき言った「カタボリック(筋肉がエネルギーとして削られてしまう状態)」を防ぐためには、どうやらインスリンは必要らしい。
この辺りは色々調べたけど、間違いなさそう。
一例だけど、このあたりとかに載ってる。
ってことでつらつらと書いたんだけどさ。
実は、うっすらと思ってることがある。
……一般的に、ここまでの理解っていらないんじゃね?ということだ。
完全にブン投げてるわけだけど、ここからは僕の私見として読んで欲しい。
自分に合わせた情報のカスタマイズ
色々考えたんだけど、どうしても糖質制限をネットで調べて読んでると、「二次以降の情報」しか得られない。
参照してる論文があればマシな方で、なかなか「元になってる情報」を探すのは難しい。
……これが、例えば学会で発表するものならば徹底して調べ抜く必要があるんだけど。
なんというか、糖質制限ってそもそも
「人がナイスな体型になって、幸せになるための手段」
だと思ってる。
で、その目的を達するための方法なんてごく簡単で。
しっかり適度に食べて、しっかり運動すること。
それだけなんだろう。
すっごく本末転倒だけど。
で。
上のレビューで言うところの「スーパー糖質制限(便宜上)」って、結構生活習慣を「他の人」とガッツリ変える必要がある。
大幅に変えて、長いこと暮らしてどんなリスクがあるか分かったもんじゃない。
そもそもこの国は、「糖質制限など考えない大半の人」が平均80年生きられる国なのだ。
極端なことをせず、適度に生きてりゃいいのである。
……でもなぁ。
それ以上のものを求めるからこそ、糖質制限みたいなことをするわけなんだよね。
それこそ僕も。
もうお腹の脂肪は嫌だし。
しっかり食べたいけど、これ以上はなぁ……
だからこそ糖質制限みたいな方法を調べるんだけど、情報が乱立してて何が何だか。
そんなとき、徹底しようとすると幾らでも徹底できるけど、徹底しすぎると疲れちゃうから……
とりあえず色々と情報を調べて、適宜自分に合わせてカスタマイズしていくしかないんじゃないかな、と思ってる。
上のレビューは情報量多いけど、それでさえも「間違い」が含まれてるわけで。
質に期待できないなら、せめて量で補う、っていう感じかな。
あまり一つの情報に頼りすぎるのはよくないのかも。
※まあ2万RT分拡散させた僕が何を言うんだ、っていう話ではあるけど。
ってことで、僕は緩く糖質制限しつつ、適度にジムで自分を追い込んでます。
きっちりプロテイン飲みつつ。
で、最近スゲエ!!ってなってるのが「ブランパン」別名「ふすまパン」です。
上のレビューでも載ってるんだけど、糖質がほとんど含まれて無くて、タンパク質がとんでもねえ量のパンです。
ぶっちゃけ最近「ご飯って用意するの面倒だな……」って思ってたんですよ。レトルトでも一度温めちゃうと食べ切らないとダメだし。
だからローソンとか、通販とかで買っては食べてます。
ちなみに、ローソンはこのブランパンを大プッシュしてます。
その代わり、食物繊維が多すぎるらしくてやや便秘気味になりました。水を大量に飲むようにしてます。
「ご飯が食べたいから糖質制限できない!」って言ってる人がいますけど、ステーキつまみながら白ご飯かっこむ勢いでブランパンかじってたら大分満足できます。
ブランパンってわりともっさりしてるから満足感も大きいし。
少なくとも、味も悪いと思いません。
上はアマゾンのリンクですが、公式サイトから買うと送料無料だとか。
あとたまに食べるのがこれ。
スーパーで170円くらいで買えるんだけど、これが悪くない。
麺はそりゃ、普通の麺とくらべたらペニャペニャなんだけど、スープがしっかりしてるから「ラーメン食ったぜ!」っていう満足感があるのよね。
っていうような、ちょっとずつ自分に合うものを探していくのってなかなか楽しいんですよ、これが。
ってことでこの記事はこの辺りで。
お読み頂き、ありがとうございました。
ではまた次の記事で。