こんにちは、Mistirです。
いやー……
怒ってます。
僕は今、怒っています。
戦わないといけない。
誰と?
落合陽一氏 (以下敬称略)と。
といっても、落合陽一を敵視するわけじゃない。
……彼の著書を読んで、僕や、あるいは僕に近い人間が「防波堤」にならないといけないと感じたのだ。
言い換えると一種のセーフティネット。
僕は彼の為すことに全面賛成できないまでも、興味深く見てはいた。
この記事でも落合陽一について語っている。
だが、言葉にならない違和感を覚えていた。
それが彼の著書を読んで言葉として結実した。
結果的に、氏の主張と対比した上での僕の「生存戦略」みたいなものが見つかったように思う。
そのことについて、少しだけ語ろう。
『日本再興戦略』という本のこと
きっかけは、氏の『日本再興戦略』がKindle Unlimitedで無料配信されたことだった。
もともと興味のあった本だったから、これを期にと読んでみたのだ。
断っておくけれど、僕はもともと「日本の再興」などにあまり興味はない。
だけど……
その手法というか、技術論的なもの、あるいはロードマップが示せるとするならば、それ自体には大いに興味がある。
このあたりの僕のスタンスについては、なかなかややこしいのだけれど、お時間があれば過去記事を読んで頂けると嬉しい。
閑話休題。
で、その内容を全体的に語るとするならば、「全面賛同はできないが、一理ある点も多い」という歯切れの悪い感想になる。
この本について全体像を事細かに語るつもりはない。
もっと言えば、後述するがこの本は読破できていない。できなかった。
その理由は……
どうしても看過、承諾できない、強烈な……はっきり言って「悪臭を放つ」点があったからだ。
その点について語りたい。
発端は、氏が「士農工商」について語る一節だ。
要約すると「金が金を生み出す」非実体経済("商")ではなく、「技術やモノが金を生み出す」実態的な経済("農"や"工")が重んじられるべきだ、……という、まぁはっきり言って当たり障りのないことを言っている。
氏はやたら回りくどい・噛み砕かない言い方をする傾向があるが、まぁそれは僕も似たようなものなのでそこは別にどうでもいい。
その文脈で「拝金主義」について批判しているのだけれど、これがちょっとひどい。
出版社の設定によりコピペができないから手作業で引用しよう。
もうひとつ、トレンディードラマに代表されるマスメディアがもたらした害悪があります。それは、拝金主義です。今の日本は拝金主義すぎます。
結婚相手を選ぶときに、頻繁に最初に出てくる条件は年収ですが、これは拝金主義でしかありません。今の日本は、拝金主義がインストールされすぎていて、もはや気にならなくなってきています。
僕もお金の話をよくするのですが、それは「お金はたかがツール」だと思っているからです。家に帰ってきて電気をつける、という「電気」くらいに、ビジネスや研究にとってのお金を考えています。しかし、世間にはお金が神様だと思っている人が多すぎます。それはマスメディアのせいです。
しかも地上波をつければ、「だれだれの家は豪邸なんですね。10億円ですか。庶民には買えませんね」といった内容の番組がしょっちゅう放映されています。あれを海外で見たら、「なんて低俗なんだろう」と思いますが、日本ではそのような番組が結構あります。
大学生が、好きでもないのに、メガバンクなどの金融機関に就職したがる理由の一つも、お金が重要だと思っているからです。
しかしながら、お金からお金を生み出す職業が、一番金を稼げる(=価値がある)と考えるということ自体が間違っているのです。制度や発明など生産性のあることは何もしてませんし、社会に富を生み出していません。それなのに、金融機関に行きたがる若者が多いのは、マスメディアで洗脳されているからです。ドラマの中に出てくる主人公が銀行で働いている設定だったりするのは、マスメディアで報じられる金持ちへの憧れがあるのでしょう。『日本再興戦略』位置38%付近より引用 青字・赤字・太字での強調はMistirによる
青字のところは後で詳しく語りたいからよく覚えておいてほしい。
まず問題は赤字のところだ。
ちょっとわかりにくい場合、ここは軽く読み飛ばして頂いても問題ないです。
まず、「お金からお金を生み出す職業」、つまり金融業をはじめとした非実態的経済……わかりやすいのが利息で稼ぐモデル。
こういったモデルが「稼げると考える」ことと「価値があると考える」ことをイコールで結んでいるけど……これは全くの別物でしょう。
現状の資本主義において「大金を回せば細かい金が生まれる」ってのは概ね事実で、100億円から100万円を生み出すのは、1000円から100万円を生み出すよりはるかに容易いことはもうほとんど常識みたいなものだ。
かといって、それを「価値がある」と考えることはまったくもって別問題だろう。
事実は事実として認めて、「だがそれは本来良いことではない」という議論に進めるのなら分かる。
それは『ナニワ金融道』の青木雄二が人生を賭けて主張した資本主義批判に通ずる。
もしこの「非実体経済」が純粋に「価値のあるものだ」と無自覚に考えて銀行への就職を考える大学生がいるなら、僕も落合陽一と同様に「そりゃあもうちょっと考えたほうがいいよ」って言うと思う。
だが、これだけ資本主義が膨らんだ以上「金を扱う技術」は無視するには余りある「実態的な」技術だ。
もしも適正があるならば一生追い求める価値はあるだろう。
万一テクノロジーが個人の仕事を淘汰する変革が世界に起きるとしても、そうそう資本主義という強大なシステムは弱らないだろうし。
その観点……「金の扱いそのものが立派な技術」という観点が抜けているのは、まぁある程度仕方ない。そこまで語ると収拾がつかないから語らなかった、と好意的に解釈できる。
が。
皆さん。
……「稼ぎたい」という欲望を持つ人々についての語り方に、著しい想像力の欠如を感じないだろうか?
感じるとするならば……多分、僕と境遇が近い人なのかもしれない。
感じないとするならば……もう少し先を読んでみよう。
この後、「舌の根も乾かぬうちに」という言葉がふさわしい程度のページ数の後、彼はこう語る。
文脈は……なんのことはない、彼自身が利用する「テクノロジーの実例」を語っているだけだ。
僕も昔はよくコンビニに行きましたが今はあまり行かなくなりました。僕は高度の高いところに住むのが好きなので、自宅がマンションの高層階にあります。マンションのすぐ近くにはコンビニがあるのですが、最近ではエレベーターでの上下移動が面倒くさいので、アマゾンの「Prime Now」で宅配してもらうようになりました。
『日本再興戦略』位置44%付近より引用 赤字・太字での強調はMistirによる
今でも僕は、都内ではタクシーでしか移動しませんが、タクシー代は大体月に20万円くらいです。タクシーを使うことで時間を捻出していて、車中ではずっと仕事をするか仮眠しています。そう考えると、1日2時間を捻出でき、単純計算で月に3日分くらい人より長いことになります。労働時間に換算すると5日くらい人より長いことになります。それで1日4万円くらいの仕事ができるなら採算に合います。
『日本再興戦略』位置52%付近より引用 赤字・太字での強調はMistirによる
…………
……………………
…………………………………………
……はぁ………。
僕はこのあたりでこの本をいくら読もうとも目が滑るようになって……強いて言えば、最初から異様な脚注の多さや語彙の選択のせいで目が滑る本だったのだが、そのレベルではない……はっきり言って。
強い目眩を覚えて、この本を読むことを打ち切った。
そして確信した。
彼の言う「日本再興戦略」が成功し、何かしらの形で……それこそ「日本の実体経済」なのか、「共同幻想としての日本」なのかわからないが、とにかく「日本」が「再興」したとしよう。
上位数%のエリートたち、金を稼げる方々が、大量の死骸の上で高らかに笑う未来が、極めて明確に、見えた。
いや、僕もさ。
正直「個人主義者」を自覚してるからさ。別にいいんだよ。
東大卒業するような人間は、東大卒業したにふさわしい金を稼いで、東大卒業したにふさわしい贅沢な暮らしをするべきだ。
金があるならモリモリ使うべきだ。
タクシーに月20万?自家用ジェットでも全然構わない。
だけどさぁ。
……だけどさぁ。
いくらなんでも、それ「稼ぐための戦略を取ろうとした人間を拝金主義と批判した直後に」言う?
ここで目眩覚えないとしたらさ、それは……
必死こいて稼ごうとしてる数多の人間に対しての想像力が、著しく欠如してるでしょ。
さらに言えば、この人、この本の中で既に「日本人は教育の格差についての不平等に意識が低い」的な批判もしてるからね。
……もう滅茶苦茶や……
もう一度繰り返すが、僕は「個人主義者」であり、「努力して稼いだ人間が贅沢な暮らしをすること」は「当然そうあるべき」と考えている。
もっと言えば「文句ばっかり言って現状打破のためのロードマップを(「描けない」ではなく)『描こうともしない』」人が優位に立つ世の中であってはならないとさえ考えている。
このことについては難しい自己責任論に踏み込むことになるから、今はあまり深く語りたくないが、以上のような考え方を抱いていることは少なくとも間違いない。
でも。
それでも。
彼……落合陽一が描く世界は。
僕は、嫌だ。
ノー、だ。
それだけは明確に言える。
自分語りをするのもなんだけど、ちょっと僕自信の境遇を話しておこう。
僕は8歳の頃両親が離婚して、築100年近くの、便所が外(もちろんボットン便所)で、風呂には時折ナメクジが出没するような祖父母の家に引っ越した。
その家は、土地開発の煽りで潰された。
それとは別に、母が別の所に家を借りた。
その家は、土地開発の煽りで潰された。
……まぁ要するに、結構な貧乏だったわけである。
……そんな家で育てられた僕は「金を稼いでやる!」と一念発起し、勉強に励んだ……
わけではなく、「金よりも思想だ!」と哲学や文学の道に突き進んだ。ただし、「某京都の国立大学卒業すれば食いっぱぐれないだろう」という邪念付きで。
僕が「とにかく金を稼いでやる!」という思想に行き着かなかったのは、高校時代、文学やライトノベル的価値観に入り込みすぎたせいもあるが、今思うとそれよりも何よりも……
「そもそも、自分が稼いでいるビジョンが見えなかったから」
だと、今になって思う。
自分が稼ぐビジョンが見えない人間が取る選択肢は、まぁ幾つもあるだろうが、わかりやすいところだと……
「稼ぐことを諦める」か、「とりあえず稼げる道を取る」か。
僕は「焦り」みたいなものがあったから「自分に技術を付与しないといけない」と考えてエンジニアに進むことにした……まあ言ってみれば「プランC」を取ったが、「とりあえず稼ぐために大手企業に就職する」は、全然間違っていない選択肢だと今になって思う。
中小企業の優位性と大企業の優位性は、やっぱりそれなりの差がある。
で、そういう「稼げる」生き方を選ぶことを批判するのってさ、まぁ一部「拝金主義的な価値観に染まりすぎてる」人もいるとは思うんだけど……
それでも、落合陽一の文脈では少なくとも、どうしても現実が見えてないように思える。
「年収 地方別 中央値」とかで検索するともう凄まじいよ?氏は検索したことがあるのだろうか。
さて。
ここまで書いた内容でだいたいお察し頂けたと思うけど、僕は結構な田舎出身で、それも何度か転校を繰り返したこともあり、色んな人……まぁ色んなガキを見てきた。
そのガキも、今や社会人になって色々な人生を送っている。
その多様性を知ってるから、と言うべきかどうかわからないけど。
とにかく、いくらなんでも落合陽一の議論は雑……粗雑すぎるし、はっきり言って……
想像力が著しく欠如してると言わざるを得ない。
想像力のこと
想像力。
僕はこの輪郭のないものをずっとずっと大事だと言い続けている。
「想像力があるとはどういうことか」を語るのは猛烈に難しいけれど、「想像力がないとはどういうことか」を語るのは比較的簡単だ。
例えば「稼ごうとする」動機に目を向けず、稼ごうとする理由をひとまとめにすること。
例えば「10億円の豪邸」がテレビでウケる理由を「低俗」だけで片付けること。
……まぁ、ぶっちゃけこれに関しては僕も「低俗」だと思わないでもない。
けれどもう少し考えようよ、ここは。
話が急に変わるけれど……
滅茶苦茶変わるけれど。
以前東京湾アクアライン(東京と千葉を繋ぐ海上の高速道路) が20周年を記念して、アニメのポスターを作っていた。
記念して海ほたる(日本唯一の海上サービスエリア)では大々的にキャンペーンをやっていた。
公式サイトが完全に死んでいたので、クリエイターの方のサイトを引用しよう。
どんなポスターだったかはリンク先で見てほしいのだけれど、なんというか「君の名は」っぽさが凄い。凄すぎる。
そしてアニメでのプロモーションも行っていたのだけれど……
公開から1年強が経過した2019年1月現在、再生数が2000回弱である。
……ちなみに、僕はこのアニメを最後まで見れていない。
辛いんです。
めっちゃ恥ずかしくなるんです、このアニメ見てると。
もうこの記事のタイトル『僕は落合陽一と戦うことにした』じゃなくて『アクアラインのアニメが見てて恥ずかしくなる件www』とかでも良かったかもしれないが……それは本題ではなく。
なんでわざわざこのコト書いたかって言うと、例の「『君の名は』っぽいアニメのポスター」を海ほたるで見たときに結構衝撃を受けたんですよ。
ああ、もしかすると。
アニメっていう「非現実」が。
例えばポスターに美人の人気アイドルを起用するといった「半分現実」よりも……
よっぽど、「現実味がある」んじゃないかって。
まぁ実際、企画者としては「アニメの流行に乗っただけ」とかそういうレベルだったのかもしれない。
だけどこのときに得た「非現実」が「現実」よりよほど「現実味がある」という現象は、決して違和感のある話ではないだろう。
わかりやすい話、この僕が撮った写真を見て……
「ゲームみたい」と言うのと同じレベルの話だ。
ゲームの方が現実よりも現実的。
これはゲーマーなら全然違和感のない考え方だろう。
ちなみにこの写真はゲームでも何でもなく、僕がiPhoneで撮った群馬県である。
……
さ、話を戻そう。
僕が「10億円の豪邸」を話題にする人たちの気持ちに「想像力」を働かせる意義を指摘した理由、なんとなく察して頂けたのではないだろうか。
そりゃ、「低俗」の一言で片付けてもいいよ。
だけどここには本当に重要な問題が眠っていると僕は指摘する。
つまりさ。
マンションの高層階に住む……とかさ。
移動をタクシーに集約する……とかさ。
そういったことをするために必要な「可処分所得を数百万円ほど増やす」ことよりも。
10億円の豪邸について考えるほうがよほど「現実に密接になった」人たちの気持ちに、もうちょっと想像力あってもいいんじゃねーの?と僕は言いたいのだ。
『日本再興戦略』を語るのはいいけどさ。
それよりも僕は思うのだ。
「誰もが、可処分所得を金を使いたいときに数百万円単位で上げるための現実的な話ができる世の中にしようよ」と。
それが難しいなら、せめて。
「誰もが、可処分所得を上げることにヒーヒー言わなくても、せめて今の生き方は辛くない、今の生き方は理想的だって言える世の中にしようよ」と。
何が言いたいって、僕は一億の死骸の上に日本を再興なぞして欲しくなくてさ。
一億の個人が「ロールモデルを得る」ことが必要だと思ってるんですよ。
「ロールモデル」って言葉は、「多種多様な生き方があるのはわかった上で、ある程度ざっくばらんに『こう生きたら幸せになったり収入が上がったりするよね』っていうロードマップみたいなもの」というイメージで使っている。
「拝金主義」っていうロールモデルがよろしくない……あるいは崩壊しつつある、っていうのはそうかもしれない。
だけど、そこで「選ばれしエリート層だけが選びうる」ロールモデルだけ提示して、それにしがみつけなかった人間が振り落とされるディストピアに対して、僕は「やめろ」って言わざるを得ないんですよ。
だから僕は叫ぶ。
「まずはロールモデルだ。俺のロールモデルは何だと問い続けろ」と。
「やりたいこととか生きがいとか後に放っておいていいから、とにもかくにもロールモデルだ」と。
極論、「とにかく酒飲んでエロいことができればいい」も立派なロールモデルだ。
仮でもいいからとにかく作る。
多分、この発言でさえ「結構な人数を振り落とす」考え方だと思う。
けど、落合陽一の語る世界・戦略よりよほどマシだ。
このことはあまり書きたくなかったけど批判一辺倒になるのも嫌だから書いた。
(「戦うことにした」とまで書いちゃってるわけだし……)
とにかく僕は戦う……言い換えると、「ノー」と言うことにした。
だって、落合陽一的な価値観と、それに賛同する人たちが会社で権力を持ち出すのって多分もうすぐなんだよ。
絶対誰かが明示的にノー、って言わなきゃいけないじゃん。
ノー、の言い方は色々あって、「年収200万で気楽に過ごそうぜ!」でも「東京で消耗せず高知で生きようぜ!」でも、「筋肉万歳!」でも良いんだけどさ。
あるいは、僕みたいに「うるせぇ!バイクを用意しろ!」でも良いんだけどさ。
とにかく、ノーって言わなきゃ駄目だよ、これは。
落合陽一サン、あなたの言うことは一理あるかもしれない。
しかもエネルギッシュだ。
だからあなたはあなたの正しさを貫いて、日本を押し上げてくれ。
だが、僕はノー、と言う。
これも一つの事実だ。
ファジーな言い方だけど、そういうスタンスです。
多分落合陽一的な考え方も絶対必要だしね。異常なエネルギー、推進力って想像力を犠牲にしないと生まれないものも多いだろうし。
言い訳
……お気づきかもしれない。
僕が落合陽一にこだわる理由は……
もしかすると、僕も落合陽一のサイドにいたのかもしれない、とたまに思うからだ。
……いや、もちろん「若くで大出世して、博士論文も書いて、国際的に活躍して」……とかそういう話じゃなくて。落合陽一の経歴に関しては純粋にスゲーな、と思っているが、そういう話じゃなくて。
……なんというか、「共同体として頑張ろう!」「共同体として上を目指そう!」的なエネルギッシュさ、そこに希望を抱ける神経が……僕には正直、理解できないのだ。
だから会社も辞めちまったわけだし。
個人としての野望は、まぁなくはない。
むしろ色々ある方だと思う。
だが、そこから演繹的に共同体とか、日本とか、そういったものを考える……
なんだかよくわからなくなってくる。
まぁそれは、単純に僕がそれほど稼いでいないせいかもしれない。
バイクに乗り過ぎて万年金欠だ。
だが、それはそれとしても……
どうもエネルギッシュに「個人の外」を考えられる人たちのことを、よく理解できないでいる。
個人を救うことが共同体の救いにつながる、というのは分かる。
……なぜ個人の前に共同体を扱えるんだ?
それがリーダーシップ、というものなのか?
それほどに共同体は、価値あるものなのか……?
なんてことを考えていると。
前向きに共同体を推進する発想を堂々と……滔々と?語れる落合陽一という人間が、時折自分のアナザーサイドであるような感覚に陥るのだ。
「こういった価値観に『馴染む』大人になっていた可能性もあったのかな……」
分かっている。
それはただの屈折したノスタルジーで……
僕はただ……僕の生き方を貫くだけだ。
さ、金稼いでZX-14R買うぞ。
約160万円だ。
なお今のバイクのローンが3年ほど残っている。
先は長い……
お読みいただき、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。