Midnight Note

明日はどこまで行こうか。どこまで行けるだろうか。

意識の高い空間で圧倒的に成長した話

こんにちは、Mistirです。

先日、仕事の繋がりで意識の高いイベントに行ってきた。
まあ簡単に言えば、IT系のアイデアコンペ的なイベントだ。

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bizzine.jp

イメージ的にはこんな感じです。

この「意識の高い」は揶揄してるわけじゃなくて、本来の意味合いで「意識が高かった」。
出資額のデカイ大きめのイベントだ。

内容に関しては省略するが……

なんというか、とても……

居心地が悪かった……

誘ってくれた上司には、感謝している。
だが、どう考えても上司の思惑と違う方向に「圧倒的成長」しちゃったなあ、と。

このブログ、その上司の目に入ってる可能性もあるのだけど……
まあいいや。語ろう。

僕が「圧倒的に成長した」話を。

 

 

圧倒的に息苦しい

なんか、会場に入り次第「3日間徹夜でネトゲしてた人間が急に太陽の下に引きずり出された」みたいになった。

なんか、頭の良さそーな人々がなんかしてる。

コミュ力が僕より圧倒的に高い先輩は、既に人脈を着々と形成している。

それから開会式。
意識が高い。

なんというか。
……死のうと思った。

イベントは金土日の三日間。
既に、参加をお断りしてバイクに乗って旅をしなかったことを後悔した。
辛くて辛くて仕方なかった。
「いい経験になるからいっか!」と安請け合いした自分を恨んだ。

とにかく、辛かった。

なんというか、別世界の人々を常に見せつけられてる気分になった。
「世の中、こんな生き生きとこういったイベントに参加できる人がいるんだ……」
なんでみんな、そんな元気なの?
わからない。
なんでだ?
心底わからなかった。
僕はもうへろへろだった。

誘ってもらって快諾して来た手前、手を抜くのは自分の流儀に反する。
だから、三日間全力で頑張った。

悲しいことだけど。
その中で得た最大のものは。
「僕には向いてない」って認識だった。

なんていうか、スタート地点が違う。
ノリノリで周りとコミュニケーション取れる人は、もう、そういう星の下に生まれてるのだ。
もう、それは確実なのだ。
昔から、そういった空間でナチュラルに「楽しそう」にしている人は、もう最初からそうだった。というか、そういった人はここまでひねくれた文章書かないと思う。

……でも。
そうやっていじけていたら、なんだか逆に元気になってきた。
もしも、そんな僕の内向性を誰かが「精神的に向上心のないものはばかだ」と言うならば、僕はこう言い返してやろう、と決めた。

「何が僕にとっての精神的向上か、それは僕自身が決める」と。

ついでにこうも言おう。

「僕に成長が必要かどうか、それは僕が決める」と。

今思うと。
これ、誰かに就活のとき言って欲しかったなぁ。

 

大事なことは、これだけなのだ。

全部僕が決める。
それくらい受け止めてみせる、ということ。

自分の求めてるモノ、自分探しの旅

もう一つ、イベントに参加して考えたことがある。
「自分の向きとか不向きとか、好きなこととか嫌いなこととか、求めてることとか、分からないもんだね」ってことです。

急に話は変わるんだけど、僕は日帰り温泉が大好きだ。

日帰り温泉はバイク旅の友達みたいなもんで、疲れたら温泉に駆け込んで、バイクの風で冷えた身体を温めて、休憩室で牛乳飲んでテレビ見て一眠り。
最高のひととき。

今日は有給だったから、少し高級な日帰り温泉に行ってきた。
昼過ぎからバイクを走らせるのは面倒だったので、前から行こう行こうと思ってた家からそう遠くない日帰り温泉に行ってきた。

施設に入ってすぐ、思った。

……人多くね?

どうも、休暇期間になって学生たちがいっぱい来てるらしい。

その日帰り温泉は、珈琲が飲み放題だったり、漫画が読み放題だったり、レストランが併設されてたり、とにかく居心地がいい空間だ。

……とはいえ。

なんでカップルこんな多いの……
大学生たち……お前ら……

それと。
その日帰り温泉は、行く前は知らなかったんだけど、部屋着が支給されるらしい。
素晴らしく親切!!!

が。
少し、考えてみて欲しい。

たくさんの人が結構密集して。
日帰り温泉という居心地のいい空間に。

全く同じ服装で。
うようよといる。

これって……

思いましたよ。




社会主義国家や!!!!!!ディストピアや!!!!!」

って。
ここからちょっとだけノリノリになって、風呂に入って着替えた僕はディストピア世界の住人になった気分でジョジョリオンを読みました。
クッソ面白いな。

それはさておき、お風呂はガラガラでした。
大学生たち、風呂は入らないのかよ……

で。
僕は考えたんです。

多分、日帰り温泉っていう空間そのものが好きなだけじゃなくて……

バイクに乗ること。
身体が冷えること。
温泉に入ること。
それも、人がかなり少ないところで温泉に入ること。
静かなところで休憩すること。
寝ること。

……そういった「総体」に僕は価値を見出してたんだな、って。

ただ、「マンガ読み放題ですよ!」とか、そういう居心地の良さも「人が多い」っていう一点で、
「僕にとっては」
相当なマイナスになる。

だけど、ディストピアごっこ」っていう歪んだ経験ができたことや、もっと変な話、ブログのネタが出来たことは……
僕にとっては、プラス。

でも、そういうことって、経験がないと見えてこない。
経験があって初めて見えてくる。

さて。話を戻そう。

「自分の向きとか不向きとか、好きなこととか嫌いなこととか、求めてることとか、分からないもんだね」
と言ったけど、それを「分かる」ためには、経験の下地が必要なんだよね。
そりゃまあ、中には圧倒的自信で最初から分かってる人もいるだろうし、その人はそれでいいと思う。

でも、僕は全然まだ自信も確信も持てない。
自分が「嫌いだ」「向いてない」って認めることって、結構勇気がいることで、そのためには「嫌い『かもしれない』」ことにも足を踏み入れる必要がある。

でも、その先にホンモノの「自由」があるのかもしれない、とも思う。
そもそも、本当に自分が求めてるものがわからなきゃ、どういった状態が自分にとっての自由なのかもわからないし。

そういった意味では、「インドを旅して自分探し」みたいなのってバカにされやすいけど、かなり効果あるのかなぁと思ったりもする。
「日本の清潔なトイレは自分の人生でかなり重要な要素」って気付くとか、ザラにありそうだ。

一方で、「非日常空間こそが自分の求めてるものと誤認する」っていうのも怖い。

例えば「今日だけ100億円自由に使っていいよ」って言われて、超高級レストランに行ったとする。
それで滅茶苦茶美味しいもの食べて、「自分が探し求めてたものはコレだ!」って思って、その後高級レストランでご飯食べるために生きるってのはなんか違うよなぁ、って思っちゃうし。
※「リアリティが無い話だな」と思った方は、「超高級レストラン」を「吉原」に置き換えてみてね

話戻すと、「インドに自分なんて落ちてないよ」ってよく言われるけど、多分それは違ってて、インドに自分は落ちてる。
でも、近所の日帰り温泉にも落ちてるし、意識の高いイベントにも落ちてるのだ。

飽き飽きするくらいに今年はバイクで走ろうと思ってるんだけど、それはなんというか、ホントに自分が求めているものを探したい、っていうことでもある。
飽きるほど走ったら、少しは見えてくるよね、ってことで。

……ってことで。

……もう。
土日を使うイベントには参加しないでおきます……
僕にとっては「休みとバイクが必要」っていう重大な事実に気付けたので……

それは……
僕にとって、「圧倒的成長」だったという、そういったお話でした。

おまけ

人生短いんだから、「求めてるモノ」が分かったら、それに忠実に生きたいと、僕は心底思う。
死んだらオシマイなのだ。
ならば好き勝手出来る範囲で好き勝手するべきだ。

だから、「ブログ読んでくれてる人かブロガー限定で酒をひたすら飲みながらブログのこと話すオフ会」みたいなのいつかやったら楽しいかな、と思う。
というか、「ブロガーの交流会」っていう、閉じてるのか開いてるのかよくわからん世界に非常に興味がある。
※ちなみに僕は自分がブロガーとは思っていないがそれは別の話

このブログ読んでくれてる人は相当僕の人格知ってるだろうから、楽に話せそうだ。
問題は……それを開催したとして。
参加者0人だった場合だ。
二番煎じ過ぎてネタにもならない。悲しい。

ついでにもう一つ。
さっき言った上司とは別の上司に、こう言われたことがある。

潜在的スペックは高いのに異様なほど内側に向かってる。多分外側に回れば凄いことになるんだろうけど、なまじっかブログっていう救いもあるから、外側に回ることがない」と。
その上司はこのブログのこと知ってます。

……。
スペックが高いかどうかは別にして、ぐうの音も出ないんだけど……。
気分が乗るまでは、もう少し内側に回り続けることにします……

ではまた次の記事で。
お読み頂き、ありがとうございました。