こんにちは、Mistirです。
書くべきか、書かないべきか。悩んだんだけど、やっぱり書こうと思う。
今回の選挙について。
実は僕は、今回の選挙で凄く思うことがあって。
それはもはや「政治的話題」というより以前の「人としての問題」だと思っている。
「人として」。
その道を踏み外しつつある人がいる。
そのことに気付いていない人がいる。
僕は怒っている。
そのことについて、語らせて欲しい。
問われた「民意」ーーそもそも、「民意」って?
僕が何に「怒って」いたのか、はっきりと言ってしまうと、それは一部の人たちの言動だ。
そしてその「一部の人たち」は、もっとはっきりと言ってしまうと、自称リベラルだったり、そういった思想の方々だ。
典型的なのがこの辺りだけど、
自民、公明に投票しようとしている皆様はどうぞ御棄権ください。投票先をまだお決めでない皆様は雨にも負けず投票所にお運びになって、立憲民主、共産、社会民主のいずれかに御投票ください。また、自公への投票を組織の掟で求められている皆様は日頃の鬱憤を晴らすため、野党に投票してください。
— 島田雅彦 (@SdaMhiko) 2017年10月20日
これってさぁ。
「対立してる人間を人間と思ってない」からこそできる発言だよね。
少なくとも僕には、そうとしか読み取れない。
いや、ふざけるなよと。
はっきり言っちゃうけど、「トランプ政権」が誕生したのって、あなた達みたいなのがいるからでしょ?
としか思えない。
百歩譲って、「自民党に投票するやつは馬鹿!」って言うのは、まあいいよ。
でもさ、せめて「人間として」扱えよ。
何ナチュラルに国民じゃない扱いしてるんだ。
あからさまに示されてるのが一部メディアの「民意」という言葉の使い方だ。
まず、そもそも前提を整理したい。
今回の選挙の投票率は53%。
低い。確かに低いが、それでもこの53%は、確かな53%だと僕は信じている。
台風の中、どうしても行けなかった人もいるだろうが、「面倒だからいかなかった人」もたくさんいることは間違いない。
その中で、確固たる意志を持って投票した人たち。
僕もそうだ。傘をさしても濡れるような雨の中、投票所に向かった。
僕は、誰もが誇っていいと思う。
誇るべき一票を投じたのだ。
無関心に流されず、どんな理由で、どこに投票したとしても。
確固たる意志を投票したのだ。
自民党に投じようが、立憲民主党に投じようが、希望の党に投じようが、どれも素晴らしい選択だ。
……いや、正直いるよ?僕も「なんでこいつが当選するんだよ!!!」って思うやつ、いるよ?でもそれは別の話だ。全くの別の話。
投票したという行為自体、誇っていいことなんだと僕は思う。
だが。
何も「俺たち『こそが』民意だ」とまでは言わない。
だが、いくらなんでも「選挙は民意を正しく反映していない」と言ったようなことを言う輩には、はっきりと思う。
お前は何様なんだ、と。
何様のつもりなんだ、と。
俺達は、人間だ。
人として、権力を行使した。
最低限それは認めろ。
圧勝したのは保守ではなく、極右です。すでにナチが政権を握っているも同然であり、リベラルは保守とも共闘しなければ、極右に対抗できない事態になっています。野党総結集で国会に臨まないと、極右に国会ジャックされます。ナチは共産党つぶしをきっかけに独裁に向かった。共産党を守れ。
— 島田雅彦 (@SdaMhiko) 2017年10月23日
一生そう言ってろ、と思う。
一生そうやって、「自分と違う思想を持った人間は一切理解の対象としない」と主張し続ければいい。人扱いされなかった人たちの声が積もって、政治が生まれるんだから。
現にそれで生まれたのがトランプ政権だ。
良かったな、少なくともトランプ政権より、よほど安倍政権は大人しいぞ。
声を大にして言う。僕は今年は選挙に行かなかった。全国民で選挙に行かなかったやつの方が多い。多数決の多数が国民の総意なら、選挙に興味なかった俺たちが国民の総意。わがままを言う。台風の中、選挙にいかせるぐらい政治に興味をもたせろ。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2017年10月23日
物事に興味を抱くってのは、知識や知恵や努力を要する。
それすらも放棄して、ぶん投げた癖に、意志を持った人間を蔑ろにしながら「俺達が国民の総意」だと?
笑わせるな。一生そこに留まっていればいいさ。
※とは言いつつも、「積極的に『民意』に迎合する」って意味なら、僕は投票しないという選択肢は全然アリだと思ってるのでそこは念のため。
……。
怒りが大きすぎて色んな方向へ拡散してしまった。
僕は25歳。
これからも怒り続けると思う。
それは叫びでもある。
「お前らが僕らを人間として扱わないなら、僕は声を上げ続ける」という叫びだ。
メディアはSEALDSとか扱うよりも、「島田雅彦氏を始めとした左派に対する怒りの声」みたいなのを報道したほうがいいんじゃないの?と思うんだけど……
叶わないだろうなぁ。
お読み頂き、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。